福，島ぐらしブログ２

2015年12月4日（金）

今朝のごはんは，昨日の豚汁に酒粕をいれて粕汁に。





豚汁は醤油味，味噌味，粕汁，と三変化だ。


そのほかは，玄米ご飯，K農場のブロッコリにマヨネーズとおろしニンニクとオリーブオイルを混ぜたソースをかけたもの。


今期見ているドラマは２本で相棒とあさが来ただ。遺産争族は２話ほど見たところで出張に出てしまい，その後みそこねている。録画はしてあるので，いつか見ようと思っているが。

「相棒　１４」はこの前書いたように，反町隆史とのコンビネーションが抜群だ。この前の記事を書いてから考えたのだが，私がこのコンビを気にいっているのは，二人とも，変人だからだと思う。質の違う変人，ね。かたほうが紅茶を偏愛しもう一方がコーヒー（しかも通常の６倍の量を６０度のお湯でネルドリップする）偏愛であるというように。それからふたりのシルエットがいい。タッパの違いがちょうどよく，廊下を二人してあるいてくるときの，歩き方の違いもいい。右京は重心がぶれない真ん中に寄った歩き方で，鏑木はややがにまた気味で重心が左右にふれる。表情の豊かさも魅力だ。右京のそれは当然として，反町さんの顔の演技もなかなかで，眉毛をマンガチックによせてあげる表情なんて，ドンピシャだ。
マンガチック。そう，反町さんが入ることで，相棒にマンガチックな活気が出たと思う。岡本喜八の「暗黒街の対決」みたいな，感じ。登場人物がある程度記号化されてそれがために活劇としてのよさがぐんと上がる。
相棒が人格にゆがみのある犯罪者だった，なんてどんでんがえしは，ちょっと，エグすぎる。

そして「あさが来た」。今週は姉，はつにスポットライトがあたっていた。はつのモデルとされる人物は婚家の倒産後に若くして亡くなっているらしい。そうした人たちは維新の世の中でたくさんいたかもしれない。そうした人たちのかなえられなかった願いをドラマはすくいとって，広げて見せる，そういう面もあるのだなあと，テレビを見ながら思った。
はつにスポットをあてながら，新次郎さんにもそのライトの一部があたっていた。勿兵衛を夜泣きうどんに誘う（うどん屋のおやじは文珍！），手放したはつのお琴をかけずりまわって探し出す，といったところに，影にまわってアシストするという徳が表現されていた。ほんま，いいドラマですよ。